日向宗家・分家の終わり。

砂隠れ・風影である我愛羅の

「木の葉のくの一を娶りたい」

という要望を受け、木の葉の里では火影を含めた木の葉の臨時会議が開かれていた。
過去に事例がないためか、会議は難航した。

いくら同盟国同士とはいえ、こんなことはありえない。

それが上役達の見解だった。
だが、5代目火影・綱手は同盟強化にもなると言い、木の葉のくの一のリストを出し、木の葉の恥にならないような、風影にふさわしいと思われるくの一を探しはじめた。
仮にも火影である綱手に従い、上役達はくの一リストに目を通し始めた。

「風影はまだ若いからな、同年代のほうがいいだろう・・・」

風影と同期は・・・春野サクラ・・・山中いの・・・日向ヒナタ・・・
日向ヒナタ・・・・?

!!

「シズネ、今すぐ日向家に伝令を・・・」

「はい。」

「日向ならば砂も文句はないだろう・・・」

そういう綱手はどこか楽しげであった。


その頃、日向家では分家であるネジと宗家との縁談話が進められていた。
当初、ネジは嫡子であるヒナタと婚約するはずであったが、砂との縁談話が日向家に伝えられ、木の葉でもっとも古く、由緒正しい血族である日向家から宗家嫡子であるヒナタが、砂隠れに嫁ぐこととなった。
ネジは日向家の頭主ヒアシの判断により、宗家跡継ぎであるヒナタの実妹のハナビと婚約することとなった。
分家であるネジと宗家跡継ぎのハナビの婚約は日向宗家・分家の長き歴史に終止符をうつこととなった。


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妄想だから!